【企業訪問記withコロナ】街の設備工事会社として、暮らしを守る存在でありたい

(株)フュージョン 代表取締役 川﨑 正 氏(北総支部)

 印西市草深にて給排水・空調設備工事を手がける㈱フュージョンの川﨑氏にお話しを伺いました。

 「水と空気のトータルエンジニアリング」を掲げる同社は、街の設備工事会社として水回りやエアコンなどの空調設備など、暮らしに関することなら幅広く行っています。

 2004年、それまで勤めていた大手設備会社を退職し、奥様の出身である印西市に越し地元の設備会社で働き始めたという川﨑氏。「知らない土地で不安はありましたが、色々と資格は持っていたので仕事には支障ありませんでした」と振り返ります。

 そうして2015年に独立しますが、独立前、ある大手リフォーム会社が、地域の高齢者から不必要、また不良な工事で高い工賃をとっている様子を見聞きし強い憤りを覚え、独立にあたっては「地域に信頼ある会社になっていかなくてはいけない」という思いを強くしたそうです。

 独立後しばらくの間、思い通りには仕事を受注できずにいたそうですが、それでも確かな技術を生かして少しずつ信用を得ることができ、仕事も人も増やしてきたとのこと。公共の仕事に強い同社は、ここ数年の猛暑も影響して、学校へのエアコン取り付けの仕事が急増し忙しくしています。今後は民間の仕事も増やしていきたいと考えているそうで、住民の方が何か暮らしで困った時にすぐに頼れる存在でありたいと話してくれました。

作業の様子

 仕事量が増える中で、若い社員をどう育てているのかを伺うと、「叱られて育つことはありますが、褒めて伸ばすことを意識しています」と話す川﨑氏。「先輩から教えられた『下を育てられて一人前』という言葉を大切にしています。技術が継承され、会社が存続していくことは、住民の皆さんの暮らしを守ることにつながると考えています」と思いを語っていただきました。

(事務局 逸見)

♦会社概要…所在地:印西市草深1240-25 資本金:3,000万円 従業員:8名 事業内容:給排水衛生、空調設備工事、土木工事、消防施設工事

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