介護を通じた『心からのやさしいケア』が大評判

(株)トータルサポート・ノダ　主任　白島広大氏(野田支部)

　今回、27歳という若さながら、家業の介護事業所の主任として奮闘されている白島広大氏を訪ねました。

　1988年に白島氏の祖父・森田眞弘氏が家政婦紹介所として創業した同社。1995年に法人化した後、2000年に介護保険制度が開始したのに併せて、居宅・訪問介護支援事業、介護用品のレンタルといった介護事業を手がけるようになりました。現在、母・白島智子氏が2代目社長を務めています。創業から30年、経営理念にある『心からのやさしいケア』で利用者はもとより地域社会からあつい信頼を得てきました。

　高校時代にはプロを目指すほどの野球少年だったという白島氏、「子どもの頃から介護の仕事が好きでした。高校3年の夏にベッドの洗浄・搬入のアルバイトをした際に利用者のお爺ちゃん達から喜ばれてとても嬉しかったですね。そうしてホームヘルパー2級の資格も取りました」と振り返ります。

　都内で訪問入浴の会社に勤めていた2011年、翌年からデイサービス事業を手がけることもあり「戻ってこないか」と声がかかり入社しました。2025年がピークとも言われる高齢社会の中で、同社の今後を聞くと「エキスパートを育てていきたいと考えています。介護の要は人材ですから、人の成長は欠かせません」と語ります。同社では、社長が理念・計画を語るオリエンテーションや全スタッフ、役職者対象のミーティングなどを通じて人材育成が図られています。

　12月上旬に新たなサービス付き高齢者向け住宅「森田さんちの青楽」がオープンします。木の温もりを感じられる開放感ある造りで、ガーデニングやペットとの共生も可能な施設です。オープンを前に評判を呼び問い合わせも多いとのことでした。