各支部4月例会報告
千葉ブロック 合同総会
「今求められている「人的資本経営」とは」
報告者:笑顔のコミュニティー(株) 代表取締役 新田 信行氏
4月26日 京成ホテルミラマーレ
記念報告では「人的資本経営」というテーマで、コロナ禍でも顧客との絆や従業員との絆を大切にしている企業が業績を伸ばしていることを、事例から学びました。社員の幸福度を数値化でき、数値が高い従業員ほど生産性が高いことが明らかになっているということも分かりました。
どのような厳しい状況でも強い会社をつくること、数値で結果を出していくことは同友会に集まっている経営者の共通の想いであり、総会に相応しい内容を学べたのではないでしょうか。その後の懇親会でも交流ができ、また今年も仲間と一年頑張ろうという気持ちをひとつにできた総会でした。
(美浜支部 支部長 伊藤 喜郎)
南ブロック かずさ支部総会
「ロマンとビジョンと経営理念~持続可能な畜産を目指し、生産者と共に成長・発展する~」
報告者:(株)ゼンケイ 取締役営業本部長 高杉 庄太郎氏(かずさ支部)
4月24日 木更津ワシントンホテル
経営の原理原則を体系的に学ぶかずさ支部。4月総会の報告テーマは「ロマンとビジョンと経営理念」でした。
報告者の高杉氏は、全国の養鶏生産者が株主・役員を務める、組合的な性質を持つ組織にプロパー社員として入社し、現在は事業運営の中心を担っています。若い頃はやんちゃしていたという高杉氏ですが、そこで培った度胸と行動力で、入社後めきめきと営業成績を上げていきました。
また、独り突っ走り人材育成に挫折した高杉氏は、理念と夢の大切さに気付きを得て、社員全員で経営理念と10年ビジョンをつくりあげました。ロマン溢れる新規事業に挑戦する高杉氏の活躍の場は、今後グローバルに広がっていくことでしょう。
(かずさ支部 幹事長 奥田 剛史)
東ブロック 成田支部総会
「チャンスは待つのではなく、自ら取りに行くもの~よい会社、よい地域をつくるためには~」
報告者:ジャパンホートビジネス(株) 代表取締役社長 寒郡 茂樹氏
4月13日 ホテル日航成田
「誰に頼もうか・・・」
成田支部では毎年のように役員会の皆で悩む。総会の記念講演の講師選びについてである。
様々な意見が飛び交う中、「富里市商工会長寒郡茂樹さんの話をきいてみたい!」と一人の役員が言いだし始めた時から役員全員の関心は寒郡さん一択となった。私たち地域の経済人では知らない人は少ない、有名な方だ。引き受けてくれるかが課題だったが、役員会の思いが通じ快く引き受けてくれ、準備にもすぐに取り掛かってくれた。
しかし心配はあった。あまりにもすごい人という印象が強すぎて同友会の会員に響くだろうか?役員会にとってもチャレンジだったのだ。ところが、当日講演がはじまるとその心配は一気に消え去った。近隣の首長や議員さんまで寒郡さんの話を聞きに来る中、同友会会員の真剣な眼差しでわかった。
家業から海外ビジネスへの展開や成田空港近隣地域のビジネスチャンスなど我々でも機会があればできるような話をしてくれた。私たちにも希望が見えた気がした。
しかし、チャンスは待つものではない。自ら取りに行くものと強く訴えかけてくれた。私たち成田支部の一年は活気ある希望にあふれたスタートをきることができた。
(成田支部 副支部長 松永 達人)
西ブロック船橋支部総会
「異業種から目指す、宇宙大航海時代の新たな挑戦と持続可能な未来」
報告者:(株)SPACE WALKER 代表取締役CEO 眞鍋 顕秀氏
4月18日 クロス・ウェーブ船橋+Zoom
震災の経験から異業種への挑戦した眞鍋代表。私たちからすると未知の領域である宇宙やロケット開発について、多くの学びを得られる機会となりました。
異業種への事業転換や新規参⼊は、新たな市場や機会を追求する為に、我々経営者にとって魅⼒的な選択肢の⼀つであるが、同時に多⼤なリスクが伴う舵取りであると言っていました。そんなリスクも許容し、計画的な戦略や準備でそれを乗り越えていく眞鍋代表の魅⼒に引き込まれていく登壇であったように思います。
そんな眞鍋代表も異業種への挑戦のきっかけは宇宙への「夢」や「希望」だったと語っていました。異業種への挑戦のみならず、挑戦するということは合理的な理由のみならず、そんな好奇⼼のようなものを持ってとにかく⾶び込んでみることも⼤事な要素であると改めて感じた記念講演でした。
北西ブロック鎌ケ谷支部総会
「鎌ケ谷市の地域経済と中小企業へ期待する役割について」
報告者:鎌ケ谷市 市長 芝田 裕美
4月26日 きらりホール
鎌ケ谷支部の総会はコロナ禍での規制もほぼ解除され、完全リアル開催の形式で大変盛り上がり開催しました。総会後の記念講演では、鎌ケ谷市長の芝田裕美氏にご講演をしていただき、今後の鎌ケ谷市の発展のイメージ、そしてそこで地元中小企業がいかなるチャンスを掴むか?を考える貴重な機会をいただきました。
その後は会場を変え、新鎌ケ谷駅前での懇親会。多くの名刺交換が交わされ、また席の移動も頻繁に起こり、とっても有意義な懇親会の時間を過ごすことが出来ました。「ウチの飲み会楽しいよ」と僕はよく言います。もちろん「普通の楽しさ」もあるのですが、鎌ケ谷支部の懇親会はメンバーの多くが「聞く体制」が出来ているんですね。言い換えると「本気で本音で相談ができる」という事なんです。そこには会社の規模や社歴、年齢など関係なく、平等も担保されています。
今年度末には『支部30周年記念行事』も控えていますので、ますます盛り上がっていきたいと思います。
(鎌ケ谷支部 副幹事長 村山 隆史)