【企業訪問記withコロナ】「自分が変わる」「会社を変化させる」、そして新規事業の立ち上げを~光触媒で未来のウイルスにも立ち向かう~

(株)ディエムジーコーポレーション 部長 工藤 大氏(佐倉支部)

 当社は業務用のカラオケ機器の販売、レンタル、リースなどを行っています。主な取引先はパブやスナック、老人ホームや病院、自治会館や個人宅などです。当社は佐倉市にカラオケ流通センターという名の店舗を構えており、実際に機材を試して購入していただける来店型の対面販売を行っています。今回、コロナ禍においてマイク除菌スプレーやカバー、自分専用マイクといった感染防止商品を揃えた特設コーナーを設けました。

 業界の動向ですが、現在全国に約6000店舗あるカラオケ店のうち500店舗以上が閉店しています。この間、佐倉市では複数のカラオケ店でクラスター感染が発生したため、「カラオケ=悪」のようなイメージがついてしまい、当社への来店客が減少してしまいました。また地域でのカラオケ大会の中止やカラオケ喫茶などの休業で機材レンタル料の収入がなくなってしまいました。

 今回コロナ禍で感じたことは、まず「自分が変わるしかない」ということです。知識が少ない為、非常時にできることが少ないと思い知らされました。2つめは「会社を変化させる」ことです。今回、既存のお客様に相当助けられました。顧客に対する根本的な対応の変化が必要だと感じました。3つめは「事業を変化させる」ことです。カラオケなどの娯楽業は周りに比べて遅れて回復する傾向にあるため、新たな事業も並行して進める必要があると判断しました。

 新規事業立ち上げに関しては、2つの方向性を定めました。1つめが「よりたくさんの方に役に立てる事業」、2つめが「カラオケ事業から大きく離れない事業」です。これらをベースに光触媒の施工事業を行う(株)サンライトという別会社を立ち上げました。

 当社の取り扱う複合型光触媒は、光触媒、無光触媒、銀成分、プラチナ成分を複合しているハイブリット光触媒です。屋内に添付しウイルス、細菌、カビ、臭いの原因である有機物を分解することで、クリーンな環境をつくることが可能です。有機物を分解しますので、今後発生する未来のウィルスや菌にも効果があると言われています。今大変なカラオケ店を中心として、様々な店舗や施設のお役に立ち、事業を回復させていきたいと考えています。

♦会社概要…所在地:佐倉市本町147-5 資本金:1,000万円 従業員数:4名 事業内容:業務用カラオケ機器の販売、レンタル、買い取り

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