掃除というサービスの魅力、喜びの連鎖を胸に

（株）みやび企画　代表取締役　蒲生雅明氏（習志野支部）

　ハウスクリーニング事業を中心とする（株）みやび企画を訪問しました。代表取締役の蒲生氏は、長く務めた輸入商社を早期に退職し、「50歳を超えて就職活動をするより、独立したほうが、自分の好きな仕事で長く働ける」と一念発起。小さな資本でも始められる「おそうじ本舗」のフランチャイジーとなりました。

　それまでは家庭でもあまり掃除の経験がなかったという蒲生氏。営業をしながら技術を身につけ、一般家庭のクリーニングを行いました。すると、綺麗な状態が目に見える、お客さんの喜びもダイレクトに伝わってくるという「掃除の魅力」に目覚めていきます。お客さんの喜びは次の依頼につながります。「初期のお客さんが今でもリピーターになっていることがとても嬉しい」と蒲生氏は語ります。

　社員やアルバイトを雇用するようになり、サービスの質を維持していくことにも力を注いでいます。本部の研修はありますが、足りない部分はＯＪＴで補完しています。「時間をかけて綺麗にするのは誰にでもできる。お客様の時間をいただいているという感覚を忘れず、短時間で綺麗にすることがプロ」。その言葉に目指す品質が表れています。現在は多忙な共働きの家庭や小さなお子さんのいる家庭からの依頼も増えており、時短は一層求められています。また、依頼された現場で「ここもできる？」「これもできる？」という声が多いのもホームクリーニングの特徴。お役さんとのコミュニケーションの中で「現場対応力」をいかに発揮できるかを大事にしています。

　近年は現場の声にこたえ、遺品整理や不用品整理など清掃に付随するサービスも開始しました。また、賃貸物件の空き室クリーニングも請け負う中で、クロスを張り替えずに洗浄する技術を取り入れ、コストダウンと環境への配慮を両立したサービスを考案中です。