「中同協・西日本豪雨災害 対策本部ニュースNO1」 が発行されました
7月4日から降り続く豪雨によって西日本全域に被害があり、死者・行方不明者は発表があるたび増えています。会員企業や事務局にも被害が出ており、今後は浸水のみならず、土砂災害なども心配されています。被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
中同協として対策本部を設置し、以下の4点の役割を担うこととしました。
1.被災地の同友会と連携し、被害状況を把握し、復興への方向性、情報を共有する。
2.国の支援策等の情報提供及び復旧・復興へ向けた施策要望等を現地同友会と協議する。
3.現地訪問、励まし、事務局の人的支援。
4.支援金の呼びかけととりまとめ、現地への送金。
これらの活動については会員のみなさんからの支援金を集約しながら、対応していく予定です。
ご支援いただいている皆様に心からお礼申し上げるとともに、今後のご支援も引き続きよろしくお願いいたします。
中同協・西日本豪雨災害対策本部 本部長 中山英敬(中同協幹事長)
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会員へ向けた岡山同友会代表理事メッセージ(要約)
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すでに大勢の同友会の仲間が自主的に応援を進めて下さっているようで感謝にたえません。被災企業の経営者の一人としてあらためて御礼申し上げます。
弊社の場合は、近くを流れる川が氾濫し、ご近所では屋根まで浸水する被害も出ました。弊社は 1 メートルほどの浸水でしたが、食品を扱っているため、製品の品質維持と安心安全に
万全を期し、衛生面の危険を徹底的に回避するため、知人や学生ボランティアの皆さんのご協力もいただきながらスタッフ一同懸命に復旧作業を進めています。
毎日のように励ましのお言葉もかけていただき、中小企業がたくさんの地域の皆さんやお客様、お取引先、仲間に支えられていることを痛感しているところです。
何と言っても健康が一番大事です。暑くなってきていますので、被災された皆様も体調にだけはくれぐれも注意して乗り切っていきましょう。
そして最大限の力を合わせ、諦めることなく経営者としての責任を果たしてまいりましょう!
岡山県中小企業家同友会 代表理事 山辺啓三
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岡山同友会の被災状況と活動
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岡山県では新見市・高梁市・総社市・岡山市などで冠水や土砂崩れが発生し、多くの会員が建物浸水等の被害を受けました。
被害があったのは 543 社中 50 社(7 月 13 日現在)。社員も含めると 93 社に何らかの被害が及んでいます。
とりわけ被害が甚大だったのが倉敷市真備町です。町には 4 つの会員企業や店舗があり、いずれも1階部分は水没、車両や設備も全損に近い被害を受けました。
そのような中、建物 2 階を近隣住民の緊急避難のため開放したり、住民の避難誘導の先頭に立ったり、高齢者の送迎を行うなど、会員の対応は迅速でした。
梅雨が明け炎天下の復旧作業が続きますが、被災した会員企業は各地域で力強く一歩を踏み出しています。
9 日には、岡山同友会として「緊急災害対策会議」を開き、以下のことを確認しました。
◆お見舞いの文書を全会員に配信、会員の被災状況の情報収集
◆被災会員に復旧に必要な支援等の要望を確認
◆中小企業支援策や金融支援策などを事務局から随時積極的に配信
◆事務局は中同協と情報共有し、各地同友会の経験や教訓を対応策に反映
◆会の行事は、やむを得ない場合を除き、予定通り実施
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会員企業の直接被災件数(2018/7/13 現在)
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広島 65
岡山 50
福岡 26
愛媛 22
京都 9
山口 7
大阪 1
岐阜 1
合計 181
支援金 7 月 13 日現在
17 件 1,780,000 円
*中同協に直接振り込まれている額
力をあわせて Solidarity 同友会の連帯で
中同協・西日本豪雨災害対策本部ニュース
発行日:2018 年 7 月 13 日
発行:中小企業家同友会全国協議会(中同協)