【輝く中小企業の取り組み】体だけでなく心も癒してくれる場所
リラクゼーションルームPlumeria 代表 杉田 夏希氏（安房支部）
今回は、リラクゼーションルームPlumeriaを運営する杉田夏希さんを訪問させていただきました。
杉田さんのお店に来られるお客様の年齢層は、もみほぐしが主として、20代から70代までと幅広い年齢層の方がリラクゼーションを求めて来店されます。男性のお客様も多く訪れるそうです。来店されるお客様は、以前の職場でのご縁や紹介、WEBサイトを見て訪れる方々が多いそうです。
経営指針の作成とその影響
去年、経営指針成文化セミナーを受講し、修了した杉田さん。経営指針を作成したことで、どのように会社と自身の気持ちが変わったのかを質問したところ、「経営指針、経営理念を作成することで、会社の方向性がはっきりし、自分自身の目標も明確になり、方針や、苦手分野の克服、経営の勉強になり、人生での良い成長と経験になった。」と語っていました。杉田さんにとって、経営指針は単なるガイドラインではなく、自分の理念や価値観を反映したものになったのだとお話を聞いて思いました。 また、お客様や多くの方に知ってもらう為に、経営理念を自身のWEBサイトに掲載しました。「理念を掲げることにより、自分の事業への思いや考えを、お客様や多くの方にも伝えられたらな、という思いと、ファンを増やす事、理念に共感して一緒に働きたいと思ってくれる方が現れてほしい。」とお話しされました。
大切にしていること
杉田さんは大切にしていることが2つあります。1つ目はお客様とのコミュニケーション(信頼関係)です。お客様とお話しをすることで、体の不調、お困りごとを聞き、常に新しい視点やアイディアを取り入れることができ、サービスの質とお客様への満足度を向上させているそうです。「元気や癒しを与えるお仕事ですが、時に、お客様から元気をもらうことも。そんなときに、ありがたいな、人って温かいなと感謝しています。」と話していました。 2つ目に、もみほぐしを通じて手から伝える思いです。「自分の手が使える限り、愛情を持って、癒しを与えて、この仕事を続けていきたい」と話していました。その気持ちは、お客様への誠実さを感じました。「お金儲けが全てではなく、お客様を満足させることが大切」と杉田さんは話しており、人が喜んでくれることが杉田さんにとって大きな喜びであることがお話を通じて感じました。
親子で紡ぐ新しい日々、カフェ『need』
現在、お母さんが店長として営業してくれているカフェneedは、オープンして、1年半が経ったそうです。最初は、事業のリラクゼーションルームの宣伝とも思っていたそうですが、同居のお母さんが淡々と日々過ごす中で、このまま終わってほしくないなと思っていたそうです。昔、父と喫茶店をやりたいと言っていた話を思い出し、得意なコロッケを作って、カフェをやってほしいと説得したそうです。お母さんは77歳ということもあり、かなりの迷いもあったと思いますが、今では生きがいを感じ、役割のある喜び、毎日楽しんでくれているのでは？と感じているそうです。「母が、頑張ってくれていることに感謝はもちろんのこと、尊敬するばかりです。お店の名前、ニード・必要とされること。私も、母も、お店も、地域に愛される必要な存在になれるように、日々努力して、笑顔を絶やさないことを心掛けていきたい」と熱く語ってくれました。皆さんが思う経営はまだできていないが、ゆっくりでも良いから自分なりの経営、しっかりとお客様に寄り添い、信頼関係・人と人の繋がりを大切にし、いい意味でのマイペース経営を目指していきたいそうです。館山にお越しの際は、ぜひneedへ立ち寄ってみてください！
今回の取材を通じて感じたのは、杉田さんの熱意と人間味あふれる姿勢が、リラクゼーションルームPlumeriaをお客様から愛される場所にしているということです。杉田さんの誠実さと情熱は、ただのサービス提供ではなく、心のこもったおもてなしを実現しています。「お金儲けがすべてではなくお客様の満足が大切」という杉田さんの信念が、リラクゼーションルームPlumeriaの成長と発展を支えているように感じました。
また、リラクゼーションの大切さや心と体の健康を広めたいという杉田さんの思いには、深い共感を覚えました。その熱意は、今後のリラクゼーションルームPlumeriaのさらなる発展に繋がることでしょう。これからも多くのお客様の体と心を癒し続けて欲しいと思います。杉田さんとリラクゼーションルームPlumeriaのこれからの成長がとても楽しみです。
（事務局 市川）
♦会社概要…事業内容：もみほぐし、オイルトリートメントなどのリラクゼーション施術業 所在地：館山市八幡30-3 資本金：100万円 従業員数：1名 入会年：2021年
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