無電柱化で安全で住みよい街づくり

(株)サンプラン 代表取締役 神崎 利昭氏(船橋支部)

神崎社長(左)と萩原常務(右)

 八千代緑が丘駅そばで、『無電柱化事業(電線地中化)』に係る設計・工事業社を経営する神崎氏を訪ねました。

 業界の現状を聞くと「無電柱化を専門で扱っている業者は全国でも数社しかありません。ゼネコンやコンサル業者が道路部として扱っている場合も担当者1人という程度です。無電柱化している街もまだまだ少ないですね。住民のニーズを見ても、住まいを『無電柱化』の街で探すという人はそういないでしょう」と話す神崎氏。「電柱がないことで、景観の面では空を見上げれば青空が広がり、窓を開けた時に電線に視界を遮られることはありません。また、この間の震災などを経験して防災や安全性が叫ばれる中で、災害時の電柱倒壊の危険がないといったことは、これからの安全で住みよい街づくりにとって非常に重要だと考えています」と魅力を語ってくれました。

 

 無電柱化の今後の可能性について、「ご存じない方が多いのですが、共同溝に電線を入れて道路下に建設することが日本の道路行政の考え方です。東京都はオリンピックに向けて推進していますし、千葉県では地元八千代市で緊急道路の無電柱化が決まり、佐原の大祭で知られる香取市は、有名な大きな山車がぶつからないよう、また観光客の安全確保に無電柱化される予定です。このように、各行政が無電柱化の方向で動き始めています。千葉県として推進していく流れができればと期待しています」と語ってくれました。

 現在社員5名の同社、同友会を参考にして月1回(夏場は週1回)社内会議でグループ討論を取り入れています。各自が議題を持ち寄り、議論を重ねる中で、社内の環境整備・業務効率を見直してきたとのこと。神崎氏は「神棚を置くことからごみ問題、社員の手当など様々です。何より、私自身が社員の意見を聞けるようになりました」と振り返ってくれました。

(事務局 逸見)

 

◆会社概要…所在地:八千代市大和田新田1153-25 秋山ビル301号 資本金:1,500万円 従業員数:5名 事業内容:無電柱化事業に係る設計及び工事

 

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