【会員企業の取り組み事例withコロナ】社員と共に歩み、地域で育っていく塗装屋

HAKUEI HOME MADE(株) 代表取締役 堀江 広二朗氏(手賀沼支部)

堀江 広二朗氏

 柏に事務所を構えるHAKUEI HOME MADE(株)は、塗装や防水、大工などを営む1976年設立の会社です。社名の由来は、創業者である先々代社長の「地元の柏で栄えていきたい」という思いから「柏栄塗装商会」としてスタートしましたが、その後、顧客の幅広いニーズに応えるため防水と大工も加え、3年前に現在の社名に改めたのだそうです。主な顧客は省庁や千葉県、近隣市町などの公共団体から一般戸建てまで幅広く地域社会に貢献しています。リピーターの増えづらい業種ではありますが、「ついでに〇〇の工事も頼もう」といった風に仕事が広がることで、地域のファンを確保し続けているのだとか。現在はHP作成やSNSなどにも力を入れています。 

 同社は、社員8割が20代で、未経験を問わず採用をしています。堀江社長の職人時代は、毎日のように遠方の現場に出向き、始発から夜遅くまで拘束される過酷な労働環境で、そこでは常に独りだったと語ります。それゆえにチームワークに憧れ、もし社長になったら社員には自分のような辛い思いをさせたくないという考えがあったそうです。

施工の練習風景

 同社では、「謙虚で親切に行儀よく」を顧客との約束に掲げ、社員教育の要としています。「まずは挨拶や基本的なビジネスマナーなどを徹底することからだ」と話す堀江氏。若い集団であるからこそ礼儀を重んじ、人としての思いやりを持つことで、その姿勢が自然と仕事にも現れ、顧客との信頼関係を築けるのだそうです。「社員にはこの業界だから通用する礼儀やマナーだけで満足してもらいたくない」と同氏は語ります。そう考えるに至った背景には、「職人は基本的にはだらしない。自分さえよければ…と後に施工をする職人やお客様のことを考えない段取りにしがち。それが許せない」ということでした。また、依頼の大半が下請け工事となってしまう業界の中でも同社は顧客からの依頼を全て請け負う直接施工の形をとっています。顧客との対話からその真意を汲み取ることで柔軟な対応を可能とします。技術と工程だけでなく要望までしっかりと工事に反映されていることが当然であり、顧客の大きな満足に繋がるのだそうです。

看板犬のもなかちゃんときなこちゃん

 また、毎月メーカーに依頼して新商品の説明会や、資格取得のサポートにも取り組むなど社員のキャリアアップに努めている姿が窺えます。中でも、社員に学びと挑戦する機会を常に与えられるよう、経験したことのない仕事も任せることがあるのだとか。そうすることで好奇心が育ち、仕事をもっと好きになるスイッチを押してあげられると同氏は話します。

 今後の展望として、「300人体制の会社になりたい。なぜなら社員が増え、会社が大きくなればリーダーが見える景色が変わってくる。私も含めて全員でその景色を見たい」と同氏は語ります。さらには、「10年後が描ける会社であるため、社員一人ひとりの生活や仕事に対するビジョンが、自身の生きがいや働きがいに繋がる会社を目指したい。そのために同友会で学ばせていただいています!」と目を輝かせて語る同氏から温かみが伝わる取材となりました。

(事務局 眞山)

♦会社概要…事業内容:塗装・防水・大工他工事 所在地:柏市大井1734-1 資本金:1,000万円 従業員:8名(職人、現場管理の社員募集中) 

 

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