【企業訪問記withコロナ】誰かの人生の良いキッカケになる存在であれるように

(株)Eachway 代表取締役 原田 将嗣氏(市川浦安支部)

 今回は昨年4月にコーチングやセミナー講師として独立開業された原田氏のお話を伺いました。以前は新卒で入社した会社で注文住宅の営業をしていて、大学の専門が建築だったこともあり、設計の道もありましたが「人と直接関わる仕事がしたい」と営業の道に。しかし働いていく中で同期や後輩が、上司や会社側とコミュニケーションが不十分なまま退職していく姿を目の当たりにします。それにもどかしさを感じ、同氏がマネージャー職に必要なスキルとして学んでいたコーチングがもっと普遍的なものになれば同期や後輩の退職も違った結果になったのかと考え、独立を決意しました。

 開業後、仕事0の状態からスタートして、まずは自分を知ってもらおうと毎日ブログやフェイスブック等で情報発信しますが、知名度のないところに仕事は来ず、無料のモニターを募集したところ、受けられた方からの口コミで紹介は広がっていきました。現在はパーソナルコーチングと企業研修講師に加えて、小学校での「聞く力」授業も行っています。コーチングは対象者の中にある目的意識を明確にします。誰かに与えられたものではなく、自分で決めた自分の目的だからこそ頑張れる。それに気付くキッカケになりたいと話されます。

 中にはコーチングの仕事を断ることもあるそうです。「コーチングの語源は馬車です。つまり目的地に早く効率よく安全に行く手伝いをするということです。例えば対象者が目的地を描けない状態であれば、コーチングの前にまずカウンセリングが必要ですし、またコーチングではクライアント様と『提携』の関係で進めますので、お互いの良さを出せる安心・安全の場が築けない場合もお断りすることがあります。だからこそ会社を大きくしたいと学ぶ市川浦安支部での学びは自身の経営の学びと、目的地を目指す経営者を知ることができて、2重の意味で学んでいます」そう話す同氏のこれからの活躍から目が離せません。

(事務局 田中)

♦会社概要…所在地:柏市西柏台2-3-7 資本金:550万円 事業内容:パーソナルコーチング・企業研修

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