【企業訪問記withコロナ】モノづくりの面白さを再確認!飛沫感染を予防する「フェースシールド」
(株)新栄 代表取締役 林 卓也氏(市川浦安支部)
(株)新栄では「新型コロナウイルスが感染拡大する中、一生懸命働いている従業員を守りたい」という思いから、プレス技術を応用し、飛沫感染を防ぐ「フェースシールド」を開発しました。コストパフォーマンスを追求した結果、企業だけでなく、学校等の教育機関からの問い合わせも想像以上に多かったと言います。
また同社では対策グッズ第二弾で「アクリルパーテーション」を開発。既成のパーテーションは机の形状で用途が限定されてしまいますが、同社の商品はシチュエーションによって、簡単に組み替えが出来るので企業や銀行の会議室、応接室などでも重宝されています。
どちらの商品も研修の一環として新入社員が中心となりチラシを作成しました。チラシ作りの経験はなく、アプリの学習からのスタートでしたが、今まであまり世の中に無かった商品に対して、誰が求めているのか?どうやって製品の特徴を伝えるか?などを同期と何度も話し合い、完成しました。それにより、自己成長だけでなく、知り合って間もない同期同士を知る上でもとても良い研修となりました。また、そのチラシがコロナ禍で困っている人の助けになったことによって、入社間もないですが、一つの仕事のやりがいを感じることができる良いきっかけになりました。
最後には林社長より「コロナ禍で大変な状況が続いていますが、新しいモノを生み出す面白さを再確認しました。またフェースシールドのように今まで求められていなかったモノが求められる今の状況は、身軽で小回りの効く中小企業には何よりのチャンスだと思います。コロナをピンチにするかチャンスにするかは、自らの行動にかかっていると思うので、より大きなチャンスを掴み取れるように積極的に新しいことにチャレンジしていきたいと思います」。と前向きな姿勢を話されました。逆境をどのように乗り越え自社成長につなげるか、経営者の覚悟が感じられました。
(事務局 関根)
♦事業内容:OA機器、車、工業向け抜き加工・アッセンブリー品の製造