【輝く中小企業の取り組み】食で人と地域を明るく笑顔に~千葉の”美味しい”を発信する挑戦
(株)令和ミライス 代表取締役社長 福島 拓朗氏(四街道支部)

都賀の町を明るくしたい
都賀の町、千葉の飲食業を盛り上げたいと語る福島氏。飲食のコンサル業から実際に自分の店舗を持ち、事業範囲を拡大している経営実践に迫ります。



コンサル業は元々本業ではなく、ボランティアとして飲食店の手伝いをしていたものが、継続してお願いしたいという要望が多く次第に仕事になったとのこと。求人や情報発信、運営管理やメニュー開発など様々なサポートを担っています。そうしてコンサルタントをしていくなかで、自分で店舗を運営していないと説得力がないと考えるようになり、1年前都賀に「肉の福島」をオープン、更にそこから半年後にはもう一店舗「ユニークバル」をオープンします。都賀は住んでいる人の多い地域ですが、なかなかお店が少なく夜は暗い場所が多いです。「飲食が盛り上がれば町が明るくなる。そこから都賀を盛り上げていきたい」という想いを話してくれました。
地産地消で千葉の食べ物を応援したい!~生産者と飲食店を直結
あまり目立ちませんが、千葉県は農業も畜産も盛んで、美味しいものが沢山あります。しかしピックアップされることは少なく、飲食店もその存在をあまり認知していません。多くは大手の卸などでまとめて消費されているのが現状です。そこで福島氏は、自ら農家の方々にアプローチして直接飲食店と繋ぐ活動を始めました。卸に出すのは量の安定感がありますが、やはり手数料が重いです。また、流通に中間業者が多いため鮮度も落ちてしまいます。採れたての野菜は美味しさが全然違います。そこを福島氏が直接繋ぐことで、余計な費用も時間も掛けずに、求める飲食店に美味しい食材を使ってもらえるようになります。
ジビエ流通のハードル~千葉の可能性
食肉としてジビエの代理店を始めました。千葉県はイノシシの捕獲数が全国でもトップレベルで今でも急増しています。それにも関わらず食べられているのは3%程度とのこと。実際はとても美味しく食べることができ、尚且つ化学薬品の投与されていない自然で育った安全なもの。しかし食用に加工するインフラが圧倒的に整備されていないため、そのほとんどが処分されてしまっています。ジビエが流行りインフラが整えばもっと安く流通するようになるはず。そうした想いから、猟師、加工者、飲食店を繋げ、ジビエを広める活動をしていて、その先駆けに福島氏が代理店をやることで将来的なモデルケースを示そうとしています。
インフルエンサーと共に千葉の”美味しい”を発信
SNSなどの広報活動にも力を入れていて、イベント等への参加だけでなく、インフルエンサーの協力も得ながら、千葉県の食材やジビエが広がる発信をしています。インフルエンサーの中でも、「千葉には美味しい食材がたくさんあるのに、地元の飲食店ではあまり使われていない」といった福島氏と同じ想いを持つ活動者もいます。そうした活動者と協力しながら情報発信をしているそうです。
原動力は「ありがとう」~縁を通じて人を笑顔に
多岐に渡る活動をしていますが、ボランティアに近い形でやっているものも多く、なぜそこまでしているのか聞いてみると、「人から”ありがとう”と言われるのが嬉しくてやっています。そうすると関わる人も増えてきて、生産者やインフルエンサーともそういった縁で繋がりました。”ありがとう”と言われることをしているとお金が自然についてきます。だから今は、食を通して、一人でも多くの人を心から笑顔にしたいと思ってできることを広げています」と話してくれました。地域、飲食業界を盛り上げたいという強い想いと行動力に驚かされました。その想いと行動力は、これからも多くの笑顔を生み出していきそうです。
(事務局 道山)
♦会社概要…事業内容:飲食店コンサルタント、イベント出店、出張シェフ 所在地:肉の福島(千葉市若葉区西都賀2丁目1-18) ユニークバル(千葉市若葉区西都賀3丁目2-3 Ingビル1階) 従業員数:7名(内アルバイト3名) 資本金:300万円 入会年:2024年


