【輝く中小企業の取り組み】想いでつながる、夢を叶えるカフェ併設型レンタルスペース

SORA 代表 田中 加奈子氏(四街道支部)

田中 加奈子氏

 千葉市若葉区に構える「そらカフェ」をご存じですか?自慢のハンバーグランチをはじめとする野菜が豊富で健康に配慮されたランチメニューを提供し、ヘルシー弁当の配達注文にも柔軟に対応しています。カフェでありながらレンタルスペースとしての顔もある「そらカフェ」とは?代表の田中氏にお話を伺いました。

ニーズに寄り添った確かな提案力

 レンタルスペース事業では企業や個人様の活動の場所として幅広く提供していますがそこには強いこだわりがありました。それは単に部屋を貸出すのではなく、アドバイザー的な立場でその企画運営にも関われるようなレンタルスペースとして利用者のニーズを汲み取り、これまで多くのイベントを開催してきた経験を通して、提案力に特化した取組みを行っています。また、繋がりたい人脈のマッチングや活動の集客宣伝サポート。利用者それぞれが持つビジョンと、この地域で頑張りたいという想いをこの場所で具現化し、確かな提案力を持って常にお客様のニーズに寄り添うことを大切にしていると語る田中氏。またカフェを併設している点では、「活動とともに仲間と食を囲み談笑できる『そらカフェ』を利用していただくことで、お客様の満足度がリピートに繋がり、『お願いしてよかった』といった声にとてもやりがいを感じます。」と話します。

あたたかな「想い」が、悩む人々と地域を導いてゆく

 社会福祉士の資格を持つ同氏が、障がい者の就労支援をする福祉事業所としてオープンしたのが「そらカフェ」のはじまりでした。昨今、成人であってもさまざまな事情で社会に溶け込めない、引きこもりになってしまう就労困難者は増えています。そうした社会問題に対して、このカフェをステップアップの機会にしてほしいといった同氏の想いがあり、現在は一般のカフェに転換していますが、各機関先と連携し、職場体験の受け入れ先として取組んでいます。「実習では、身だしなみから清掃、片付けといった自立に必要なスキルから、食の大切さや楽しさを広く学べる工夫をしています。料理に関心があれば実際に調理していただくことで、生活に対して豊かな気持ちが芽生えます。だから食という分野は奥が深い」と目を輝かせて語ります。

 また、地域住民と交流を深められる場でもあり、地域のシルバーボランティアさんや福祉事業所の頃に通所していて、現在スタッフとして働く方がカフェや畑仕事を手伝ってくださり、「そらカフェ」を支えてくれるサポーターとなっています。

「想い」の共有と、信頼関係の中で育まれる強み

 「そらカフェ」を支えるスタッフには、カフェで働くだけでなく、それぞれの活動を形にしたい人が多く相談を受けるといいます。大切にしていることはスタッフの悩みや考えに、背中を押してあげることだと語る同氏。スタッフに何かがあった時に私の経験と少しの助言をして、勇気が出るよう背中を押してあげます。チャレンジが成功すれば自信に繋がり次の目標が生まれる。そこに信頼関係が育まれているのかなと感じます。支え合いの中で自然と次の行動へと派生しやすいことが自社の強みですかね」と語ります。同じ志を持つ仲間で共有することが信頼関係を強固なものにしています。

 最後に、今後の展望について伺いました。「現在6年目ですが、振り返ると無我夢中でやってきた感覚があります。自社の10年ビジョンについては、同友会でもっと学び、よい経営者を目指します」と笑っていました。田中氏の温かみのある人柄と、その瞳の先には燃えるものを感じる取材となりました。

(事務局 眞山)

♦会社概要…事業内容:カフェ、弁当販売、レンタルスペース、イベント企画 所在地:千葉市若葉区若松町714-2 従業員数:4名(正社員2名、パート・アルバイト2名) 入会年:2024年 資本金:500万円

 

 

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