【企業訪問記】お客様の「ほしい」をカタチに

(株)フューチャーブランド
代表取締役 加賀 昭典氏(市川浦安支部)

 「今は夢しかありません」と語る加賀氏は両親から会社を引き継いだ際、経営の勉強ができる場を探していたところ同友会と出会い入会しました。

 ご両親が経営をしていた頃は下請け中心でしたが、現在はアパレル製品開発やサンプルの作成などを手掛けています。まさに衣装・ユニフォームのコンサルタントとして活躍しており、受注の3割は舞台衣装で7割はユニフォームの企画・製造です。舞台衣装では、芸能人の1点ものの衣装製作も手掛けています。(株)フューチャーブランドは完全オリジナルデザインのユニフォーム製作を始め、100%オーダーメイドは予算的に厳しくて手が出せないけど自分たちだけのユニフォームが欲しいと願うお客様へ向けた「カスタム加工」という製作方法を提供しています。これはカタログなどに載っている既製品にアレンジを加えてオリジナルユニフォームを手掛ける方法です。また、大半の同業他社は数千枚からでないと受け付けませんが、同社は数十枚、数百枚から注文を受け付けており、ここにもお客様の要望にできる限り応えたいという思いが表れています。

 加賀氏によると、日本のアパレル産業は海外生産が主流になってきているため、国内で服を作りたいと思っている人が仕事を見つけにくくなっているそうです。この現状を変えるため服に興味のある人を1人でも多く雇用できるように経営環境を整え、従業員に「この会社のおかげで人生が楽しい」と思ってもらえるような会社づくりをしていきたいと熱く語っていました。同社には20代、30代と70代の従業員がいます。70代の従業員は縫製の経験を一番持っているため、その技術が途絶えることのないように若い世代へ伝えてかなければならないとお話しされました。

 加賀氏は、お客様の「ほしい」をカタチにできるよう、さらなる高みを目指し続けています。そして(株)フューチャーブランドは自社製品に袖を通した人が、生き生きと働いていけるような企画・製造をこれからも続けていくことでしょう。

(事務局 松本)

◆会社概要…所在地:東京都江戸川区西小松川町2-5 資本金:800万円 従業員数:10名(うちパート3名) 事業内容:衣裳・アパレル製品の企画・製造、ユニホーム企画・製造・販売