【企業訪問記】金田の町と共に成長していくマルコン警備保障〜安全を守るスーパーヒーロー〜

(株)マルコン警備保障
代表取締役社長 川村 優子氏(かずさ支部)

 地域の安全を守り続けている(株)マルコン警備保障。今回は同社の代表取締役である川村氏と、創業者であり現会長である近藤氏のお二人を取材させていただきました。

 同社は今から27年前、アクアラインの建設を機に川村氏の母である近藤氏によって設立されました。それまでは漁業を営んでいた近藤氏、なぜ警備業に転業したのかを伺うとアクアラインが作られることで潮の流れが変わり不漁が目に見えていたからであるとお話しされました。また、建設が進むことによって町の地形が変わることや、たくさんの方が県外から訪れるようになるからこそ地域に安全を提供していきたいという思いもあったと言います。

 川村氏は4年前に代表取締役に就任。創業者である母の熱い思いを受け継ぎつつ、自分の色を出していくために様々な取り組みを進めています。同社への就職希望者は定年退職をされた地元の方が大半であるそうです。川村氏は、第二の人生を自社で過ごすからには有意義な時間にしてほしいと思い、外部講師を迎えて健康に関する食育や、運動講座を開講。また、警備業法を教える学習会ではグループ討論を取り入れました。すると、地域の方がより安全に過ごすために自分は何をすべきなのかを真剣に考える従業員が増え、自発的に動くようになったと言います。他にも未経験でも現場でしっかりと誘導ができるように、自社の駐車場を利用して実地訓練を行っています。母1人から始まった同社も現在は160人規模の組織となり、切迫した人手不足には困っていないそうです。これらの取り組みが従業員の定着に繋がっていると言えます。

 他社にはないユニークな取り組みをしている川村氏ですが、最近は東京オリンピックに向けた警備の学習会に参加しているそうです。新しく学んだ警備体制や知識を地元に持ち帰り、時代と町の変化に合わせた安全策の提案ができる警備会社を目指していきたいと展望をお話しされました。

 地域と共に成長してきた同社は、これからも地域のスーパーヒーローであり続けることでしょう。そして、“警備と言えばマルコン警備”という譲れない思いを抱き、目下邁進中の川村氏の今後の活躍に期待です。

(事務局 松本)

◆会社概要…所在地:木更津市万石356-3 資本金:1,000万円 従業員数:160名 事業内容:交通誘導警備・施設警備

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