【企業訪問記】街づくりNPOが民間図書館を運営して15年

(特非) 情報ステーション 代表 木村 圭佑氏(船橋支部)

 民間図書館やイベントなどを通じた街づくり、地域活性化に取り組む情報ステーションの木村代表を訪ねました。情報ステーションは2004年に前代表の岡直樹氏が学生時代に設立、木村氏は2006年から参画しました。「当時私も学生で、一ボランティアとして協力していました。その後エンジニアになり、2012年の独立を機に本格的に運営に関わるようになり現在代表を務めています」と振り返ってくれました。

 2006年船橋駅前に1号館をオープン後、現在まで累計95館(運営66館)を数えるまでになりました。「口コミを中心に評判が広がって行きました。本をどこで借りても返しても良い便利さはもちろん、小さな図書館では300冊程度ですが、飽きが来ないよう月1回の入れ替えや本の所在管理などオーナーに負担をかけない形で運営していることは大きいと思います」と語る木村氏。

 設置場所は、老人ホームや温泉施設、パチンコ屋など様々。「オーナーには地域の人が気軽に出入りしてくれる交流拠点のメリットを感じていただいています。また、異なる世代同士が交流することでの気づきや発見といった教育的要素もあると思います。老人ホームには写真や文字の大きい本、家族での利用が多いショッピングモールには絵本を増やすなど場所ごとに工夫もしています」と紹介してくれました。

 図書館運営の課題を聞くと「図書館を増やしていくこととオーナー同士の横のつながりを作ることですね。図書館を開設してもすぐに集客に結び付くわけではありません。読み聞かせイベントの開催といった活用事例の交流機会を作りたいと考えています」と語ってくれました。

 街づくりNPOとして、図書館事業の他、船橋地域の伝統的なお祭りなどのイベントサポート事業、クラウドファンディング「FAAVO千葉」のオーナーとして地域を元気にする活動をしたい人へのサポート事業を行っている情報ステーション。現在、空き家活用事業も進んでいるとのこと。地域活性化に向けた多彩な活動に期待が高まっています。

(事務局 逸見)

◆会社概要…所在地:船橋市本町4-34-13 従業員数:4名(うちパート・アルバイト3名) 事業内容:民間図書館を通じたまちづくり事業