【企業訪問記】日々成長する「チーム」を目指して 〜誰もが活躍できる会社づくり

フレッシュ食品(株) 代表取締役社長 高橋 明史氏  (成田支部)

 フレッシュ食品(株)はマヨネーズやドレッシング、フィリング、惣菜などを作っています。同社で製造された食品は、学校給食や機内食、飲食店などに広く供給されており、社名が表に出ることはなくても、誰もが一度は口にしている製品ばかりです。

 同社の転機は2013年、賞味期限の短い惣菜日配品事業から、パウチ・加熱殺菌等で長期保存を可能としたロングライフ惣菜事業へ移行したことです。それに伴って設備は一新されパート社員含めて120名から正社員のみの40名体制になりました。生産ラインの大半は自働化されましたが、材料の選別や投入、容器のセッティングなど人の手が必要な部分もたくさんあります。また、「いつも同じ味を再現する」というミッションに対して、卵や野菜といった原料は生ものです。気候によって品質も値段も変化するので、品質チェックや原料メーカーとの細やかなやり取りには、「人の力」が不可欠です。

 「人の力」を高めていく取り組みとして、2014年、当時工場長だった高橋氏は、前日の仕事でよかった点と悪かった点を振り返る「朝会」を始めました。仕事量が多く、「一刻も早く現場で作業したい」という社員の声もありましたが、毎日の情報共有の蓄積がいいチームづくりにつながると信じて継続してきたそうです。

 昨年は大手メーカーに依頼されたある製品を、1日2トンしか製造できない前例を大きく覆し、マンパワーを増やさずに1日7トンの製造をすることができました。現場のみんなが、できない原因をひとつひとつ洗い出し、部署間で仕事のすり合わせをして、手待ち時間を減らすなどの知恵と工夫が結実した形です。社員の皆さんにとっても大きな自信となりました。

 高橋氏自身は、営業からスタートし2018年に社長に抜擢されるまで、自分で道を切り開いてきた世代。「誰も教えてくれないから、先輩の背中を真似して、お客様に育てられるという時代でした。けれど自分がリーダーになり、今はそれでは駄目だと思うようになりました」と語ります。「理想は皆が活躍する会社、会社を通じて人間性を向上してほしい」という言葉から、チームワークを大切にする社風と高橋社長の真摯な姿勢が伝わってきました。

(事務局 小山)

◆会社概要…所在地:成田市新泉38‐1 資本金:10,000万円 従業員数:40名 事業内容:マヨネーズ・ドレッシング及び惣菜の製造業