【企業訪問記】人を見極め集めて多角経営    ~公私一体の楽しい会社~

JI-TECH(株) 取締役 大矢 昌志氏(千葉東支部)

 今回は千葉東支部の幹事長でもある大矢氏を訪問してきました。同氏は茂原市で建設業「JI-TECH(株)」を担いながら、別会社でラーメン店・居酒屋を経営する「JI-FOODS(株)」をいすみ市に、美容業を担う「JI-BEAUTY(株)」を長生村にと様々な業種を営み多角経営をしていますが、最初は朝から夜まで仕事に出ているプレイングマネージャーでした。

 同友会の入会当時は社交飲食店(キャバクラ)を経営しており、自分が居ないと回らない体制だったそうです。そうした状況で先輩経営者に同友会に誘われ、役員にもなり、どうにか出られるように組織体制を変革していったのが始まりと話します。半ば無理矢理にでも時間を作り、人に任せていくなかで、個人として手伝っていた建設の仕事を友人と一緒に共同で法人化し、JI-TECH(株)を設立。最初から自分が居なくても回る会社を作っていきました。そうすると今度は友人に飲食店の開業も誘われ、自身は経験がありませんでしたが、やる気のある従業員に任せると、その人自身で店長候補を集め店舗を広げていき、JI-FOODS(株)が設立。人材不足は常に課題としてありますが、できる人を見極め任し、人を集めるのも経営者の仕事だと語ります。

 社内で15年以上も一緒に働く女性の従業員の方にも話を伺うと、「自分らしくいられて、遊びの延長のように楽しく色々なことをして働ける社風が良い」と話していました。また、大矢氏は仕事を「公私混同」ではなく、「公私一体」で捉えています。「経営者として仕事を目的に付き合う人も居ますが、プライベートで交流のある人もいる。そうした思いがけない関係から、仕事につながることもあるし、店に来てくれるだけでもプラスになる。そうした繋がりを、公私として分けるのではなく、混同するわけでもなく、一体として人生と考えると、仕事も遊びも楽しくなる」と語ります。今年にはネイル等の美容室としてJI-BEAUTY(株)を設立しましたが、その意図として、長生郡に美容店が少ないことに加えて、従業員への福利厚生や交友関係にも紹介できるという面もあります。今後は更にかき氷のお店も展開していく予定。事業が広がるほど、どんな人が会社に入ってきても、自分に合った楽しい仕事をできることが魅力の会社を目指しているそうです。大矢氏の経営に掛ける思いが伝わり、今後の展開に期待が膨らむ訪問でした。

(事務局 道山)

◆会社概要…所在地:茂原市高師762 春日ビル2F 資本金:300万円 従業員数:30名(うちパート・アルバイト2名) 事業内容:建設業