【企業訪問記】お客様を第一に考え、地域で必要とされるお店に

(株)ララルーマネジメント 代表取締役 兒玉 雅惠氏(成田支部) 

 茨城県潮来市内でショッピングモール「ララルー」の運営会社を経営する兒玉氏を訪ねました。元々近くで眼鏡店を経営していた兒玉氏ですが、地域の再編などを目の当たりにする中、食品スーパーや衣類小売店、ドラッグストア等が入るショッピングモールを構想します。用地確保のため、兒玉氏自ら22名の地主さん全員を訪問してまわり、また茨城県の中小企業高度化資金を活用するなどして、2000年12月に「ララルー」をオープン、現在19年目を迎えています。

 オープン当時、近隣を見渡すと前年に大型スーパーができ、潮来駅そばにもショッピングセンターが存在していました。兒玉氏は、「他店との差別化を考えました。私どもは食料品や衣料品など生活に関わるものをメインに扱っています。お客様もそれを目当てに来るわけですが、駐車場の作りをハーモニカ型にすることで、お客様は直接目当ての店舗に入ることができ、わざわざ他店を抜けて行かないといけないといった煩わしさを感じることはありません。また、駐車場も全て平面で車間を広くとることで安全で移動しやすくしたことも、お客様に選んでいただいている点だと思います」と語ります。

 2011年3月11日の東日本大震災で潮来市周辺も大きな被害を受け、特に道路の液状化がひどかったそうです。前年10月にリニューアルしたばかりの店舗もガラス割れ、雨漏りなど被害を受けました。他店が再建まで相当な時間がかかったのに対して、同店の食品スーパーは翌日には店舗前にテーブルを並べてオープン、ガソリンスタンドも休業することなく対応しました。「幸いこの辺りは13日には電気が通り、うちしか開いていないこともありますが、お客様の長蛇の列が今でも忘れられません」と振り返る兒玉氏。震災後、市外に移っていた住民も多いそうですが、お客様の生活を第一に考えた「ララルー」の姿勢が厚い信頼につながり、地域になくてはならないお店となっています。

(事務局 逸見)

◆会社概要…所在地:茨城県潮来市永山777ショッピングプラザ・ララルー内 資本金:1,000万円 従業員数:10名 事業内容:ショッピングプラザ「ララルー」の運営管理と売電事業