【輝く中小企業の取り組み】理念と100億円企業~将来を担う子供たちの選択肢を増やす
(株)F.next 代表取締役 溝部 大輔氏(ベイサイド支部)

溝部社長は19歳のときに、従業員200名を抱える同族の会社に入社しました。しかし2022年に後継ぎを辞退し退職し、同年に(株)F.nextを創業しました。きっかけは、前職を辞める際に約30名の社員やパートスタッフが一緒に退職することになったことでした。「またいつか一緒に働きたい」という思いから会社設立を決意し、コロナ禍にインド料理店を譲り受け、内装し事業をスタートさせました。



キッチンカーブームの中で
現在は、千葉市稲毛区にあるインド料理店「スパイスハウス」を中心に飲食店4店舗とキッチンカー6台を運営し、正社員3名と非正規15名程を雇用しています。特にキッチンカー事業では「千葉のキッチンカーといえば溝部さん」と言われることを目指しています。コロナ禍でキッチンカーがブームになり、その流れで今も他社出店が多く、湯せん等の簡単な調理で料理を提供する店が多いと言います。しかし溝部社長は、店舗で調理した本格的なインド料理をキッチンカーで提供することにこだわっています。
また、溝部社長は現場の社員の意見を尊重する経営スタイルを貫いています。「サービスを提供するのは社員やアルバイト。彼らの満足度を高めなければ、お客様に良いサービスを提供できない」という考えのもと、現場に権限を委譲しています。
子供たちの未来のために

溝部社長は企業理念を掲げ経営をしていますが、その核心は「子供たちの未来」です。「社会は人によって成り立ち、人の未来は子供によってつくられる。私たちは、すべての子供たちが生まれ育つ環境に左右されることなく、自らの意思で“好きな未来”を選択できる社会を目指します。教育格差をなくし、子供たちが笑顔でいられる未来を創造します」という理念をもとに、店舗では小学生以下の子供の食事を無料にする取り組みを行っています。
溝部社長が掲げる目標は「60歳までに売上100億円」です。「100億円売り上げる会社には必ず理念がある。理念は目的地のようなもの。目的地を決めずに旅行には行けない」と語り、企業として成り立つ規模を目指す理由を明確にしています。
また、理念実現のため、業種にこだわらず時代の変化に対応していく方針を持っています。「将来を担うのは今の子供たち。彼らの選択肢を作るのは私たち世代の責任です」という溝部社長の言葉には、次世代への強い使命感が込められています。
理念を軸に据え、子供たちが笑顔で未来を選択できる社会の実現を目指す溝部社長の挑戦は始まったばかり。これからの活動に期待が高まります。
(事務局 牧本)
♦会社概要…事業内容:飲食店(インド料理、バー等) 所在地:千葉市稲毛区稲毛東3-4-15 従業員数:3名(うちパートアルバイト15名程) 資本金:100万円 入会年:2025年



