【企業訪問記】地域と日本の文化を守る、故に理想の組織を目指す〜志同じ仲間と共に、10年ビジョンを描く〜

(有)わかな造園 代表取締役 若菜 義大氏(千葉中央支部)

 青々と茂る木々を抜けると見えてくる桜色と枯草色の壁。その中にはガーデンルームやビニールハウス、カフェが顔を覗かせます。そこは千葉市緑区越智町の山中に位置する(有)わかな造園。造園工事業である同社は自社の敷地内にガーデンルームの展示スペースやカフェなどを作り、地域のコミュニティースペースを提供しています。現在では、女性を中心に口コミで噂が広がり、ワークショップなどでも利用されています。

 発案者である若菜社長は7年前に会社を引き継ぎました。同社は造園のみならず、外構工事・植木工事等が一貫して対応できることを強みに業績を伸ばしています。様々な観点から経営を見直す機会になったのは”同友会で切磋琢磨し合える仲間と出会ったこと”だと言います。「青年部会主催のシステム例会に参加し、社長の仕事は何なのかを考えさせられました。そして適正価格で仕事を取捨選択するためには、人の採用、そして組織づくり、ひいては経営理念が必須だと思いました。」その思いを体現するように、同氏は経営指針成文化セミナーを受講。受講中にも社内で様々な変化が生まれたと言います。変化の一つが「社内の雰囲気」。社員と感謝の気持ちを伝えあう機会が増え、仕事のみでなく様々な話をするようになりました。現在も“皆が平等、互いに思いやる”ことを大切に10年ビジョンを踏まえた経営理念の作成に奮闘されています。

 同氏に今後の展望を聞くと、「この業界に入った時、私は日本庭園の施工に強い老舗の造園会社に修行に行きました。その際に日本特有の曲線の見せ方、奥行きを意識した配置の仕方など、創作面が非常に多いところにとても惹かれました。今後、雇用を増やし、組織化していければ、自社でも取り組んでいきたいと思っています」と同氏は語ります。地域と共に歩み、躍進を続ける同社の今後の活躍に注目していきたいと思う訪問になりました。

(事務局 関根)

◆会社概要…所在地:千葉市緑区越智町81番地 資本金:300万円 従業員数:7名 事業内容:造園工事、外構工事、植木工事等一式