【企業訪問記】スポーツが結ぶ地域・人・健康のかけ橋になる

スポーツキャリアマネジメントオフィス B.B.CLOVERS 代表 萩島 賢氏(八千代支部)

 神奈川県の名門高校野球部出身で甲子園出場経験の持ち主の萩島氏。サラリーマン時代の2010年に八千代市の住環境に惹かれて移り住みます。そしてスポーツが盛んなこの街で何か取り組めないかと考え、2013年1月にB.B.CLOVERSを設立、同時に市のスポーツ推進委員に委嘱され、いざ球場などのスポーツ施設の視察に出向くとかなり老朽化が進んでいる状況でした。どうにかしたいと考え、レポート用紙15枚ほどの提案書を市に提出し、7月には八千代総合運動公園野球場の球場管理の業務委託を受けることになりました。

 ひとりで球場の掃除や芝生張りをする日々が続く中、アメリカから1本のメールが入ります。八千代市出身の日米豪6カ国で野球経験のある田久保賢植氏(現コーチ)からでした。「面識はありませんでしたが、私の取り組みに共感して一緒に何かできないかという話でした。取り組みが評価されて嬉しい気持ちと心強い仲間ができた思いがしました」と振り返ります。その後、スタッフは1人、2人と増えていきました。

 毎年12月にB.B.CLOVERSにとって大切なイベント「クリスマスベースボール」を開催しています。少年・少女野球の子どもたちが、現役・元プロ野球選手から直接指導が受けられる野球教室のほか、1日中球場を楽しむことができるイベントです。7年目を迎えるイベントも、当初は閑古鳥が鳴く状況でした。地道に続け話題となる中、昨年は400名もの参加となりました。今年も小林雅英氏(前千葉ロッテコーチ)などを迎えて開催します。

 今後の取り組みを伺うと「40代半ばから65歳の現役世代は、仕事・子育てに忙しく運動する時間がとれません。こうした健康が保てないでいる大人世代に向けたイベントを企画しています。例えばランニングチームを作ったところ40名近くが参加するなど、何か運動したいというニーズは確実に高まっていると感じています」と語ります。

 八千代市の健康まちづくり委員にも就き、健康講座の講師も務める萩島氏。ラグビーW杯、野球プレミア12、そして東京オリンピック・パラリンピックと高まる市民のスポーツ熱、そして健康志向の上昇で一層の活躍が期待されています。  

(事務局 逸見)

◆会社概要…所在地:八千代市村上南2-27-1 従業員数:6名(うちパート・アルバイト5名) 事業内容:スポーツ全般のコーチング、ランニングチームの運営、スポーツイベントの企画・運営他