『究極のサービス業』を追求して87年

(株)上原 代表取締役 上原康永氏(野田支部)

 

  4月の野田支部定時総会で支部長に就任された上原氏を訪問しました。同社は1930年の創業から87年を数える会社です。

 4代目社長の上原氏は、「大学卒業時、後継者として親からの期待は感じていましたが、実弟が既に入社していたこともあり、自分自身継ぐ考えはあまりなく住宅会社に入社しました。そうして4年後の26歳の時、大阪への転勤の話があり、家業のことを考え退社、上原葬儀社(当時)に入社しました。入社から2週間後には司会を任されていましたね」と振り返ります。

 入社時は、司会・打ち合わせ・設営担当・夜間待機などを社員ごとに分担していたそうですが、上原氏は個々の社員が業務をトータル的に行えないといけないと考え、研修会・勉強会の機会を増やし社内体制を変えてきました。そうすることで、複数の社員で受注・発注などの作業確認ができるようになり、ミスも減り、また休日等のシフトも組みやすくなっていきました。

 

 「社員には、『慣れることに慣れるな』と話しています。各家庭には、その家庭の事情や要望があります。また、出身地域ならではの風習もあります。一般的なやり方が必ずしもその家庭に合うわけではないんです。要望に最大限応えられるよう、じっくりとお話を聞くことを大切にしています」とのこと。一軒一軒の要望に丁寧に応えることで信頼を得てきた同社、上原氏は「私たちの仕事は、お客様の身内の不幸に際し、お手伝いをさせて頂いて感謝されるという仕事です。そういう意味では『究極のサービス業』と言えるかもしれません」と話します。

 野田地域の葬祭業者は、多い時には35社ほどあったのが、今では25社ほどになっています。同社は、特別な営業はせず、口コミや評判が大事と考えているとのこと。「葬儀のお手伝いの方や会葬者は、私たちの仕事ぶりを冷静に見ています。丁寧、親身に対応しているかどうかで業者の評価が決まります。各家庭で葬儀は数十年に1度あるかないか、その時に『あの時の業者さんにお願いしたい』と思って頂けるよう、真心こめたご奉仕をこれからも継続していきます」と語ってくれました。                 

  (事務局 逸見)

♦会社概要…所在地:野田市野田666 資本金:1,000万円 従業員数:16名 事業概要:葬儀及び葬祭に関する企画・運営・手配