【企業訪問記】花から生まれる出会いと交流を大切に

Flower Rabbit 中川紀子氏(千葉西支部)

 色とりどりの花に囲まれて仕事をするFlower Rabbitの中川氏を訪ねました。プリザーブドフラワー(※1)のアレンジメント販売や、アレンジメントのレッスンを行っています。

もともとは旅行代理店で添乗員をこなし、花とは無縁の業界で働いていたそうです。きっかけは6年前、池坊の師範であったおばあさまの他界。自宅でいけばなの教室をやっていたおばあさまの姿を見てきたこと、「遺志を継いで、何か花に関わる仕事をするべき」という知人の助言もあって、仕事のかたわらフラワーアレンジメントやプリザーブドフラワーの資格を取得したそうです。

 しばらくは旅行代理店との両立で収入を得ていましたが、軌道に乗せ、4年前に独立。アレンジメントを教える時は自宅を教室に使うこともありますが、出張レッスンができるフットワークのよさが中川氏の強みです。雑貨店や整体サロン、不動産会社等のスペースを借りて開催するので、その場所・その地域の特性によって参加する生徒さんも様々。「年齢や好みを見ながら作るものを提案したり、集まった人同士でおしゃべりをしながら交流が生まれたりすることも楽しい」と中川氏は話します。異業種との相乗効果や、出会いの広がりも出張レッスンの魅力です。

 リースやしめ飾りなどの季節を感じるアイテムもあれば、現在大人気のハーバリウム(※2)や、UVレジンで花を固めたアクセサリーづくりも教えています。使うのは花だけでなく、リボンや木材、陶器など多岐にわたり、受講者が飽きることのないよう、多様な作品を構想する時間も大切。Rabbitという名前の由来も「大きな耳で流行や情報を素早くキャッチできるように」という意味がこめられています。

 もともと添乗員のお仕事をしていたこともあって、人と話すのが好きだった中川氏。同友会に入りバイタリティのある経営者と出会って、より刺激を受けたそうです。様々な業種の人とコラボレーションしながら、これからさらに花を通した交流を、多くの人に楽しんでもらいたいと意欲的に語っていただきました。   

(事務局 小山)

※1プリザーブドフラワー…生花を特殊液の中に沈めて水分を抜き加工したもの。生花と遜色のない美しさを長く楽しめる。

※2ハーバリウム…オイルを入れた瓶に、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを詰めたインテリアのこと。

◆会社概要… 創業:2015年 所在地:市原市旭五所15-22 事業内容:プリザーブドフラワーのアレンジ、販売、アレンジメント教室