業界を牽引していくトップリーダーに

(株)天野産業 代表取締役 天野貴三 氏(八街支部)

 昨年の9月に入会された天野産業(株)の天野社長より、これまでの経営と業界についてお伺いました。

 1979年に先代である父親が創業した同社。山武市に本社を構え、廃電線・木製電工ドラムの買い取り、解体販売を行っています。天野氏は19歳のときに入社。入社間もないときに、当時の社長からも難しいと思われていた大手取引先の営業に成功し、あきらめずにチャレンジ精神をもって仕事をする醍醐味を実感。同時にそういった大手取引先の社内体制を見て、自社の体制も見直さなければ、自社の将来はないと強く思いました。その当時は、コンプライアンス意識が低く、就業規則もないような会社が多い業界でした。

 就業規則を整備することで、定期的な社員の採用も可能になり、現在では100名の社員とともに働いています。「いま振り返ると、コンプライアンス意識が高まってきた業界の変動期に乗り遅れなかったことが、今の会社の成長につながっています」と天野氏は言います。

 事業規模を拡大できた要因は、安易に高価買い取り競争に走るのではなく、お客の要望に真摯に耳を傾けた柔軟な体制にあります。当時の業界では、一山単位で買い取り価格が決めれるのが常識でしたが、お客からの重量での価格を判断してほしいとの要望に応えるなど柔軟な対応を心掛けてきました。

 また、接客などのサービスを徹底してきたことにあります。例えば、電線の回収の際には、回収でちらかった現場を整える、お客への言葉づかいに気を付けるなど、業界では当たり前でないことを徹底して行ってきました。

 「買い取り価格を高くしても、それは一時の取引関係になってしまう。いかにリピーターになってもらうかを考えて経営をしています」と天野氏は話します。

 「当たり前のことを誠実に行い、業界を牽引していくトップリーダーになりたい」と意気込みを語る天野氏。取材の節々から攻めの姿勢と同時に「謙虚に学び続ける姿勢」が伺えました。

(事務局 牧本)

◆会社概要…資本金:1億円 事業内容:廃電線・木製電工ドラムの買い取り、解体販売 従業員数:100名(うちパート・アルバイト35名)

 

 

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