ものづくり日本の屋台骨~高い技術を継ぐ新世代~

(株)昭和精機 代表取締役 小林 辰幸氏(市川浦安支部)

 今回は、松戸市松飛台工業団地で研削加工をしている小林さんを訪ねてきました。㈱昭和精機では、工作機械の金属部品の研削を主に手掛けています。創業当時は機械部品加工全般を社内で担っていましたが、独立社員を中心に協力会社とのネットワークを強めることで、現在は機械研削に特化して、最終工程を多く扱っているとのこと。「扱っている商品が、精密機械を作るための工作機械の部品ということもあり、精密機械よりも精度を求められます。最終工程ではよりその精度が求められるため、この工程を扱える会社は少ないです。日本の機械は日々進化しており、多くの工程は自動化していますが、やはり微調整などは必要であり、人の技術力が求められます。そのため教育には時間が掛かりますが、先代の時代の工場長や経験豊富なベテランたちが、定年後も顔を出し、いろいろ指導してくれることで、世代交代が進められています。80代過ぎても時には戦力になり助けてくれます」と語られました。

 新卒採用にも力を入れており、10年以上続けています。職場体験を積極的に受け入れており、そこから同社を志望する学生も多いそうです。そうした新卒者が増えることで、平均年齢が50歳以上だった過去から、現在では30代まで若返りました。また、作業服も一新。今までの作業服は、ものづくり企業定番色のグレーやグリーンでしたが、そのイメージを変えて格好良いイメージにしたいという小林社長の方針のもと、若手社員がアイデアを出し合い、全身ブラックのパンツスタイルに変更され、現場には活気があふれていました。

 

 今後については、「研削の工程において、日本で一番ものづくりを支える会社になると共に、技術力だけでなく、社内環境も含めた全てで一番を目指したい」と大きな目標を語っていただきました。我々の生活で何気なく使われている各種製品を生み出す機械、その機械の部品は日本のものづくりの屋台骨であり、その技術を担う同社の成長に期待を抱く訪問でした。

(事務局 道山)

 

 

◆会社概要…所在地:松戸市松飛台中原286-22 資本金:1,000万円 従業員数:21名(うちパート・アルバイト4名) 事業内容:研削加工及び部品加工(各種産業用機械・工作機械)一式