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  「千葉同友会の足跡を探る」 【その4】

- 北原 俊彦氏 竃k原防災 代表取締役会長 -

   千葉同友会事業委員長・組織委員長・千葉支部長・
    副代表理事等を経て、1992年〜1994年代表理事。
    2006年より相談役。

(聞き手  川西事務局長)  

 


―北原相談役は、千葉同友会創立2年目の1977年5月に千葉同友会に入会され、会歴36年を越える現在最古参の会員のお一人です。まず入会のきっかけからお伺いしたいと思います。

 私が入会したのは、1977年(昭和52年)です。斉藤重信さん(轄O報社印刷社長[当時]・故人)から例会に誘われたのがきっかけです。会社を創業して15年が経ち、39歳の時です。当時は私も若くて血気盛ん。例会で発言を求められた際には、「自分は商売をやりたくて始めたので、苦労とか努力なんて思ったことはない」と言ってしまい、後で斎藤さんから「中小企業経営者は多かれ少なかれみんな口には出さなくとも人知れぬ苦労をしているもの。生意気を言うな!」と怒られてしまいました。

―それでも入会はされたんですね。

 いろいろと世話になっている斎藤さんの紹介ですしね。また今後様々な人とのつながりを広げていきたいという思いもありましたしね。

―入会されて良かったことはどういうことですか。

 やっぱり人との交流が拡大したことですね。同友会は人の善い人が多くて、先輩がいろんな団体や人を紹介してくれました。その結果、人との付き合い方が少しずつ分かってきて、商売上の協力関係も広がってきました。
 この点を勘違いする方もいて、入会すれば仕事が増える、仕事がもらえると思って入ってくる方もいますが、それでは長続きはしませんね。
 やはり日頃の付き合いの中で「この人なら安心」という信頼関係が作られなければ商売にはつながりません。
 また同友会の場合、一部の成功した経営者を囲むセミナーなどとは違って、規模的に近い仲間が多く、そこから刺激を受けたり、良いライバル・切磋琢磨できる友人ができたりするので、その点も大きなメリットです。

―千葉同友会では、経営指針成文化セミナーも20期を数え、経営指針づくりが大きなテーマとなっていますが・・・。

 実は千葉同友会で経営指針づくりを始めた先鞭をつけたのは、1980年(昭和55年)に私も含めた会員有志5人で創った「五葉(ごよう)会」という組織なんです。全国に経営指針成文化を呼びかけた愛知同友会の遠山さん(菊水化学工業社長[当時])のところに出向いて勉強したりしておりました。勉強を通じて、自分の経営を振り返ることができたのはとてもよかったですね。

―そうですか。よく経営指針を作って社員に発表したら、幹部社員に辞められたといった話も聞きますが。

 そうですね。よく聞く話ですね。それは経営者が社員に理解を促す努力が足りないんではないかと思いますね。うちも経営計画発表会を行ってから20年以上経ちますが、やはり計画的な経営を数字の裏付けを持って行っていくことはとても大切だと痛感します。それによって経営者も社員も目標達成に向かって努力することによって鍛えられます。

―北原防災さんでは、経営指針を発表することで社員に辞められたというケースはないですか。

 うちではないですね。社員が独立して作った会社は6社ありますが、いずれもうちとは協力関係にありますから問題はありません。
 よくあるケースが、経営指針を作ったり、社員教育をやったりすると優秀な社員ほど独立して競争相手になってかえってジリ貧になってしまうことです。
 うちの防災業界というのは、消火器・火災報知器・消防ポンプ等のメーカーが自身で施工もやるということが増えていますし、メーカーの力が強くて寡占化が進んでいますので、今独立しても仕事がとれるだけの隙間がありません。幸い、うちは早いうちから防災に関する総合的な施行技術を持ち味にして開拓してきた長期の固定のお客さんがたくさんいらっしゃるので成り立っていますが。

―なるほど。それでは最後に今の会員の皆さんにおっしゃりたいことがあればお願いします。

 自分たちが中心になってやってきた頃は、斉藤豊代表理事(千葉同友会初代代表理事、関東ヂーゼル椛n業者)から盛んに言われた「同友会は増強する会」という言葉に励まされて、とにかく「同友会の仲間を増やすんだ」という心意気で、どんどん経営者の中に入って、人の輪を広げようとしてきたと思います。
 今は経済環境がとても厳しくて同じようにはできないかもしれませんが、そういった心意気というのは、同友会を発展させる上でも、経営を発展させる上でも必要なことではないかと思います。
 以前と違って、行政や地域からの期待が格段に高まっている時代です。是非、我々の創業世代の意気込みを引き継いでいただきたいと思いますね。

―本日は、紙幅の関係上、日頃伺えない経営の話が中心になりましたが、その他のお話はまたの機会にということで終わりたいと存じます。どうも長時間にわたりありがとうございました。  

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