【企業訪問記withコロナ】パートナシップを築き、廃棄物の再資源化に取り組む~手を取り合う世界を目指して

(株)天野産業 代表取締役 天野 貴三氏(八街支部)

 (株)天野産業は工場や建設現場などで発生する、銅線・木製空ドラム・トランス・非鉄金属などの回収買取・加工販売などのリサイクルを一貫体制で手掛ける会社です。現在は北海道から九州まで全8拠点を構え、幅広い商圏を展開しています。

 回収品を再加工して出荷する同社にとって環境問題は切り離せないものです。廃銅線の分別、加工の際に出てしまうPVC(ポリ塩化ビニル)やPE(ポリエチレン)。今は埋め立て処理が一般とされていますが、環境への配慮から同社では再利用方法を模索しています。「PVCやPEを加工し、玄関マットとして活用できないか挑戦しましたが、安全面から断念しました。ですが、循環型社会を形成していくために環境への配慮は必須となります。まだ形にはなっていませんが、常に廃棄物の再資源化を考え続けています。」そう語る天野社長。その言葉の背景には未来の子供たちにツケを残さないというSDGsの思いが感じられました。

コラボ商品

 そして同社は、同じく廃棄物の再資源化に取り組んでいる(株)池宮商店(八街支部会員)と共同で商品を企画しました。(株)池宮商店の商品である「花咲くピーナッツ」の新たな味として「カレー味」を開発。同社ではカレー味に加え、既存味の2種を合わせた詰め合わせセットを他社へ配布しています。パッケージに両社名が記載されていることから、興味惹かれた方に再資源化や環境問題への意識等を話すきっかけになっているそうです。同氏は「拠点を広く構えていることから、県外の方とも話す機会があります。小さなことかもしれませんが、共感してくれる仲間やパートナーを増やすことは大切だと思っています。」と話します。

 そんな同社が掲げる目標は「業界のリーディングカンパニーになること」。外資の存在感が強い業界だからこそ、国内で争い合うのではなく、手を取り合う業界を目指し、誠実な経営を続けていきたいと語られました。

(事務局 関根)

♦会社概要…所在地:山武市板中新田192-8 資本金:1億円 従業員:160名(うちパート・アルバイト48名)事業内容:電線、木製電工ドラムの回収・買取・解体・再生・加工販売

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