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社長が大学講師に!
 千葉大学キャリアセンターでは、授業科目「実務家によるキャリアデザイン入門A」を開講しています。本科目は様々な実務家の経営実践報告を通じて、仕事の醍醐味を中心とした豊かな人生の在り方を学生が考えます。
 去る4月21日の講義にて、千葉同友会から沼田紀代美氏(潟Cシド代表取締役社長)が登壇しました。5月12日には船橋支部の石井丈晴氏(潟tューチャーリンクネットワーク代表取締役)が登壇しました。

「そろばん」が世界を変える子供の教育と成長を担う会社
(株)イシド 代表取締役社長 沼田 紀代美氏(鎌ケ谷白井支部)

 沼田氏の講義テーマは、縮小しつつある「そろばん業界」の未来を拓くイシド式の珠算教育の特徴を紹介し、女性社長の考えるワークライフバランスの秘訣を説くものでした。
 「読み・書き・そろばん」と呼ばれるように、日本の教育現場に広く受け継がれていた珠算教育も、現在、縮小の一途を辿っています。電卓が高価な時代であったとき、経理の現場ではそろばんが活躍していました。しかしながら、電卓が買い求めやすくなり、パソコンの表計算ソフトが普及したことで、そろばんはかつてないほどの苦境に立たされています。そのうえ、子どもの数は減少し続けているため、そろばん業界は逆風の連続。
 計算手段としてのそろばんはその使命を終え、新たな存在理由を見出さねばならなくなりました。そこで着目したのが、そろばんの「能力開発としての教具」としての役割です。
 折しも、脳科学の研究成果を取り入れた幼児教育の重要性が注目されるようになり、幼児期の脳の活性化は生涯にわたる能力開発の基盤を形成することが明らかにされてきました。創造を育む右脳と論理を司る左脳の活性化に「そろばん」が一役買うのことを確信して、ビジネスモデルの再定義を行ったと、沼田氏は振り返っています。
 なお、世界へ伝播することをめざすイシド式の真骨頂は、そろばんを能力開発に生かすだけにとどまらず、そろばん教育を通じた人格の陶冶にも力を入れています。
 物質的に豊かな時代を迎えたものの、教育現場では人間性の育成が置き去りにされてきた側面があります。イシド式ではたとえ、幼児であっても、ひとりの人間として厳しく接しています。遅刻やゴミの置き去りも許さないことで、当たり前のしつけにも力を入れていますが、なによりも能力開発に向けて、褒めることも大事にしています。特に、子どもは失敗を指摘されると萎縮する傾向がありますが、褒められることで伸びていくことも事実です。イシド式では子どもが自分に自信を持ち、人間として成長できることを重視しています。
 やればできる。自立した子どもたちが成長していけば、世の中は変わるはずです。教育の一番の目的は、人間を育てること。イシド式はそろばんによる教育でNo.1をめざします。そろばんを通じて世界を変える、それこそがまさにイシド式の真骨頂なのです。幼児教育の現場での指導経験に裏付けられているからこそ、沼田氏の教育哲学には説得力があります。
 講義終了の控室では、イシド式の珠算教育の効果を科学的に証明することについて、千葉大学と産学連携に向けた意見交換がなされました。総合大学の研究資源と連携して、イシド式のさらなる飛躍が期待されます。

(事務局次長 /小山)

◆会社概要…所在地:白井市堀込1-1-12、資本金:1,500万円、事業内容:珠算教室を中心としたカルチャースクール、社員数:83名(うち正社員33名)、設立:1996年

ビジネスで社会課題と向き合う〜事業における利益と理念〜
潟tューチャーリンクネットワーク 代表取締役 石井 丈晴氏

 石井氏が社会人になった1997年、当時インターネットの普及が進み、お茶の間でなんでもできる時代が到来すると世間は盛り上がっていました。出かけなくてもその場ですべて完結する、それは本当に人々を幸せにするものなのか、そんな疑問を抱えていました。初めて足を運んだ地域でも隠れた名店やその地域の良いところが知れる、そんなインターネットの使い方がいい。そう思い2000年に勤めていた大手求人広告会社を辞め、ソーシャルビジネスを行う潟tューチャーリンクネットワークを立ち上げます。
 ソーシャルビジネスとは「自然環境、貧困、高齢化社会、子育て支援などといった様々な社会的課題を市場としてとらえ持続可能な経済活動を通して問題解決に取り組む事業」のこと。地域活性化はNPOではなく営利企業で。きちんとした利益を出し、それを適正に投資することで優秀な人材を確保し、事業の拡大を進める、そうしなければ持続していけないと語る石井氏。その取り組みとして地域情報サイト「まいぷれ」の企画・運営による地域の付加価値情報の発見、拡散に加えて行政とも協力して、その地域の問題の解決に取り組んでいます。事例として兵庫県伊丹市で駅前の違法駐輪の問題がありました。違法駐輪は事故や怪我を引き起こす原因になるため、市は早速撤去に取り掛かろうとしましたが地元の商店が猛反発。それは商店街に買い物に来る客が減ってしまうという懸念からでした。そこで市と相談し、駅前に有料駐輪場を設置しました。それは自転車を止めると地元商店街で利用できるポイントが付与されるというもの。市民の安全を確保し、かつ地元の商店街での消費も落とさない、そんな落としどころを探しながら地域の活性化を進めています。
 近年、学生に仕事に求めるものは何かと聞くと「やりがい」と答えます、では「やりがい」とは何かと聞くと自分で裁量をもって仕事に取り組めることと回答します。本当にそうでしょうか。例えば電車の乗務員や銀行員、世の中決まりきった仕事の方がずっと多く、それをきっちりこなすことは社会を維持するのに非常に重要な役割を果たします。これから就職活動をする皆さんには自分にとっての仕事の「やりがい」とは何か、今一度考えていただきたいですと激励を送り、講義を終えました。

(事務局次長 /田中)

◆会社概要…所在地:船橋市西船4?19?3 西船成島ビル8F、資本金:1億3450万円、事業内容:地域情報サイト「まいぷれ」の企画・運営、地域活性化事業の企画立案、社員数58名、設立:2000年

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