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南ブロック合同例会
経営理念を実現する仕組みを作り、
100年企業を目指す

鰍ヒぎしフードサービス代表取締役 根岸榮治氏 (東京同友会会員)
事業内容:「牛たん とろろ 麦めし ねぎし」37店舗、
「コパン・コパン」1店舗の経営      

スタッフが全員逃亡!そこからの出発
 30代の時、東京で流行している飲食店の業態を仙台で展開する経営スタイルをとっていた根岸氏。ある時、店に顔を出すとスタッフが全員逃亡し、同じ業態の店舗に引き抜かれるといった事態がありました。そこで、利益だけを求める経営ではなく、現場の人材が成長し、永続性のある経営を目指すことを決めます。
 ねぎしは1981年、新宿歌舞伎町の1店舗からスタート。当時は牛たんといえば酒のつまみとして食べられることが多く、男性客ばかり。女性客にもこの美味しさを知ってもらいたいとの思いで、牛たんと麦めしとテールスープに健康的な「とろろ」を組み合わせた「ねぎしセット」を提供し始めました。
他人事ではなく我が事へ
 ねぎしの圧倒的な人気を支えているのが自主的なスタッフ。社員教育には力を入れており、特に大切にしているのがPDCAサイクル。一般的なPDCAとは少し異なり、Plan(仮説・計画)・Do(実行)・Comunication(対話)・Action(改善・学習)です。アルバイトも含めて全員がいかにPlanから参画するかが重要だと言います。計画段階から参画することで、「他人事」ではなく「我が事」で取り組むスタッフが多くなりました。
徹底的にお客さまアンケートを活用し、水平展開を
 お客さまアンケートは月に1500通程度届きます。毎月行われる全体ミーティングでは、総合満足度、5大商品別満足度(味、笑顔・元気、清潔、親切、楽しさ)の結果を共有し、店舗表彰や個人表彰を行います。お褒めの言葉も、厳しい言葉もケーススタディとして社員研修の場でも教材となり、更にディスカッションで深める等活用しています。
   具体的には、あるスタッフが薬を飲まれるお客さまを見つけた際に、お水を出したところ感動のハガキが届きました。マニュアルに追加することで、良いことが水平展開できる仕組みができました。
事実前提から価値前提へ
 以前は、事実前提で利益を上げるだけの経営だったと振り返ります。当時は、店長同士は敵であり、いいことを思いついても、他店舗に負けないように教えない状況がありました。しかし、経営品質協議会が主催する「日本経営品質賞」の受賞に向けて取り組む中で、働く仲間の幸せ・100年企業実現のための経営に考え方を改めました。部分最適から全体最適、効率重視から経営理念重視、個人スキルからチーム力に、他人事の作業から我が事の仕事へ。
 ねぎしでは本社・本部とは呼ばず、サポートオフィスと呼びます。名称だけではなく、機能としても店長やスタッフをサポートするだけの場。新宿に構えるサポートオフィスから30分圏内にしか店舗を作らないことを徹底し、何かあればすぐに集まれる場になっています。
ピンチを救った経営指針書
 2000年代、狂牛病が問題になった時に、売り上げが半減しました。経営の危機を救ったのが、同友会で学んだ「経営指針」。金融機関には経営指針書を全て公開し、信頼関係が構築されていたこともあり「どんなことがあっても安心してください」と金融機関にサポートしてもらったと言います。経営指針書も経営陣だけで作り上げるのではなく、部門ごとに作成します。現場の意見が反映された計画・方針・計画が、より生きた経営指針を作り上げるのです。
100年企業に向けて 
 ねぎしのメニューに欠かせない大和芋の生産地は千葉県多古町。毎年収穫祭では、生産者の方々や地域の方々との交流も恒例イベントに。ねぎしを育ててくれた街でもある新宿のクリーン活動等、社内のみならず周りを巻き込み、100年企業に向けて奮闘するねぎしから目が離せません。

(文責・事務局 高橋)


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