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「人を生かす経営」を知る入り口に!事前学習会を開催
11/17〜18第5回人を生かす経営全国交流会in千葉がいよいよ今月開催

 11月17日〜18日アパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉にて行われる「人を生かす経営」全国交流会に参加される方の事前学習の場、また学習会をきっかけに「人を生かす経営」を知ってもらう、考えてもらう機会として10月7日青少年女性会館にて記念企画パネルディスカッションを企画しました。
 「人を生かす経営」で会社がどう変わる?をテーマに4委員会(経営指針委員会、共同求人委員会、共育委員会、障害者問題委員会)より1名ずつパネリストを選出。第5回人を生かす経営全国交流会実行委員長の板谷氏がコーディネーターを務めました。

◆コーディネーター(第5回人を生かす経営全国交流会実行委員長/千葉西支部)
 潟Iーク・インテリジェンス代表取締役・板谷保氏
◆パネリスト(経営指針委員/鎌ケ谷白井支部) 鎌ケ谷観光バス巨齧ア取締役・徳永昌子氏
 事業内容:一般貸切旅客、運送事業及び観光事業
◆パネリスト(共同求人委員)轄O報社印刷代表取締役・吉田良一氏
 事業内容:印刷、看板、ノベルティ、SP、広告、Web、イベント・放送
◆パネリスト(共育委員/千葉中央支部)鰍h PLUS ONE代表取締役・石井伸一氏
 事業内容:HP制作、WEBサイト構築、システム開発
◆パネリスト(障害者問題副委員長/八千代支部)鰍j.I.ステップ代表取締役・市川憲氏
 事業内容:仮設足場の施工リース

同友会の要!4委員会活動
板谷:皆さんの所属されている委員会の説明をお願いします。
徳永:経営指針委員会では、経営指針成文化セミナー全8講座を約半年間かけて行っています。
吉田:共同求人委員会は、「1社でできないことを共同の力で」をスローガンに新卒採用を行っています。学生向けの合同企業説明会の開催がメインの活動です。大手採用サイト運営会社と異なるのが、会員企業による手作りの設営であること、また長年築き上げてきた県内大学とのパイプがあることです。
石井:共育委員会は、社員と経営者が共に学べる土壌づくりをめざして、新入社員研修、幹部社員研修を行っています。
市川:障害者問題委員会は、年に一度、企業と特別支援学校の先生、障害者のお子さんをお持ちの保護者の三者懇談会を行っています。最近では、同友会内でも少しずつ障害者雇用に広がりが感じられます。

委員会との出会い
板谷:皆さんが委員会に所属されたきっかけを教えてください。
徳永:当時、経営者として不安を抱えていたので会社を変えたい一心でセミナーの受講を決心。参加すると、運営委員から「社員に全く目が向いてないね」と言われました。ある社員が趣味のパチンコにお小遣いを全て使い込んでいることに腹が立つと話すと、「それがその人にとっての楽しみでは?全面否定しちゃうの?」と言われ、社員が何のために働いているのかを本気で考えていなかったことに気づかされる日々でした。
吉田:先代に「次、社長をやってくれ」と言われ、2010年に社長に。先代とは血縁関係はなし、中途入社でしたから驚きました。先代には「承継はしますが、条件があります。新卒を採りたいです」と言いました。当時20代の社員は皆無。定着率は良いが、平均年齢は48歳。
 新卒採用は全くうまくいかず、箕輪共同求人委員長に誘われて委員会に参加しました。入ってみると若い人を採るためだけの場所ではなく深いのです。会社変革の連続。新卒採用を行うと、固定費が上がるので、耐えうるだけの会社の体力や整備が必須ですので、介護休暇や残業問題等も随分進みました。
石井:以前の会社から仲間と独立してできた会社です。社内整備もしないまま、新卒採用に取組み、採っては辞めての繰り返し。悩んでいたところ、同友会を知る会で共育委員会を知り、所属を決めました。
市川:以前から障害者の方が安心して働ける会社を作りたいといった思いがあり、森下障害者問題委員長に委員会を紹介してもらいました。まだ障害者雇用には至っていませんが、土壌づくりに取り組んでいます。

会社変革の一助に
板谷:委員会に参加されてどのような変化がありましたか。
徳永:社員を見よう。社員の家庭はどうだろう?と考えるようになりました。眠そうな運転手がいると、家庭を調べます。子供の夜泣きがひどくて寝つきが悪いことが分かり、仕事の内容を変える。更に、この人が75歳になった時に子供がやっと成人を迎える。それまで自社で働けるように、他の仕事も準備しなければいけないといった思考になりました。
吉田:社員の平均年齢が5歳若くなりました。4年前に入社した女性社員は、入社2年目にはナンバー3に入る営業に。現在は、結婚、出産を経て休暇中で来年復帰予定です。「女性が頑張れる会社づくり」を実現するのが最大の課題です。
石井:本当は社員と一緒に同じ方向を向いて頑張りたいという気持ちなのですが、一方的に怒ってしまうことも。経営理念を共有できるようになってから、少しずつ社員とのコミュニケーションもとれてきたように感じます。
市川:まず自身が変わりました。委員会内で特別支援学校の先生や先輩経営者と話をする中で、周りのフォローがあれば障害の有無に関わらず誰が来ても大丈夫な会社になるとポジティブに考えられるようになりました。

社員に変化は?
板谷:今社員さんは元気に働いていますか?
徳永:大きなバス事件があったことも影響して料金が改訂。我が社では初めての黒字になり、給与を上げ、ボーナスを渡せました。9月には、40周年記念式典を行い、社員の家族を招待。奥さんが来てくれて嬉しそうな運転手の顔が印象的です。
吉田:ずしっとくる質問です。最近は厳しい状況をなんとか皆で乗り越えようと怒ってばかりいるかもしれません。私にとっては愛情なのですが、反省もあります。
石井:楽しくやってくれていると思います。最近一人の社員が「お話があります」と言ってきました。これは辞めたいと言ってくるのかな?と思いながら話を聞くと、これだけ頑張っているのに、もっと見てよということでした。社員の信号を察知できていないことに反省しました。最終的には、また明日から頑張ると言ってくれたので良かったです。
市川:はい。現在、事情があって営業所長が不在のため、私が現場にも出ている状況で、社員に「最近社長が仕事をしているね」と言われる始末。これまで、だらしなかったのかなと反省しましたが、社員とコミュニケーションもとれるようになり自身も仕事を楽しめています。

「人を生かす経営」の実践を
板谷:それぞれ4名のパネリストの皆さんには、経営課題を克服するために愚直に学ばれて実践、経営者自身、また会社が変革してきた様子をお話いただきました。労使見解(中小企業における労使関係の見解の略称)は、第1章が「経営者の責任」から始まります。経営者が経営指針を作成し、人を採用し、社員と共に経営者も学ぶ、そして障害のあるなしに関わらず仲間になる。まさに「人を生かす経営」を実践するためのヒントは、同友会内にあることに確信を持てる内容でした。
 11月に行われる全国交流会は、「人を生かす、人間尊重の経営」を実践されている先駆者の報告を地元千葉で聞くことが出来る貴重な機会です。ぜひ、みなさんで大いに学ぶ2日間を楽しみましょう。

(文責・事務局 高橋)


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